飼料用米とは、家畜の飼料として利用されるコメのことです。エサ米と呼ばれることもあります。
畜産経営において、飼料の大半を輸入穀物(主にトウモロコシ)に頼っており、国際飼料価格の影響を受けやすい状況にあります。
このような中、輸入トウモロコシの代替飼料として飼料用米が利用され、さらにその特徴を活かした畜産物の差別化販売の取り組みが行われるようになりました。
大分県では農林水産研究指導センターの水田農業グループによって、飼料用米の品種として、「ホシアオバ」を選定され、低コストでタンパク質含有率を高める栽培法が確立されています。
また、飼料用米の生産は水田の維持や耕作放棄地の防止としての役割を担っており、大分県内の農地を守っております。
参考:
・飼料用米を活用した畜産経営の展開と地域活性化(独立行政法人農畜産業振興機構)
・安全・安心な県産飼料を水田から[PDF/248KB](大分県農林水産研究指導センター)